アニメ 現実主義勇者の王国再建記 7話感想(原作ネタバレあり)

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7話を見た。

小説、漫画、アニメでは見せ方が違うと思うので、小説基準でアニメ7話の気になったところを書く。
以下、ネタバレ有りの感想

良かったところ

ムサシ坊や君の動きとユノ
小説で言うところのソーマ本人が戦うよりムサシ坊や君操ったほうが強いというのが具体的になったのは良かったと思う。アニメというか動画の力。ユノが出るときはムサシ坊や君がらみなので、ユノの中の人のセリフ量が大変そう。あと、ユノのキャラデザはアニメ仕様(体型的な意味で)かな。
「別の勇者を召喚したらいいんじゃないか」に対するリーシアの反応
原作小説のリーシアは「別の勇者はソーマじゃない(怒)」「私はソーマがいい」ということを、ソーマが寝る前に伝えているのだけど、アニメでは敢えてソーマにはっきり伝えない演出。原作ではこの時点でリーシアは妻(正妃)として(たとえ父母と敵対することになっても)ソーマを支えることを腹に決めているけど、アニメ版のリーシアは6話までの演出では、そこまでの描写はない印象なのでこうなのかなと。今後の展開にあるはずのソーマの心情描写をどうするのかというのは気になるけど、おそらくそこまで影響ない。
ヴェネティノヴァ建設予定地の地図変更とソーマの判断
原作より建設予定地の海岸線のV字切り込みが大きくなっていて津波被害がより大きくなりそうな感じが伝わるようになっていること、原作では建設予定地自体は変更せず、津波到達範囲は港湾設備と公園にするようにというソーマの判断だったが、アニメ版では建設予定地そのものを変更する判断となっていた。また、ヴェネティノヴァ建設予定地の変更の判断は、原作ではウルップ翁の話だけを聞いてソーマの独断だったのを、アニメ版では現地調査をかなりやった上で、ハクヤと相談して決めるようにしたのは良いと思う。
EDクレジットには名前が無かったが、専門家が入っての考証があったのかなと思われる。どちらが現実的かといえばアニメ版かなと。

今後の展開次第では?なところ

王都パルナムとヴェネティノヴァ建設予定地(新旧ともに)との距離感
原作の感じだと(アニメの旧建設予定地)は馬車でも1日くらい掛かりそうな感じなので、アニメ版の新建設予定地だとさらに遠そうな感じはする。村々を回って王都に戻ってハクヤと相談までにどのくらいの時間をかけているのかが気になるのと、物流の改善が原作と比較してどうかなとは思う。次週の話を行うには、その方が都合が良さそうではある。
アニメ版の政策の進捗状況
ムサシ坊や君の冒険をこのタイミングで行ったことにしているので、原作ではあった「リーシアとのデート中の王都パルナムでの都市政策についての解説」がアニメ5話~6話には無かった理由が(原作小説と比較して)政策の進捗が進んでいないからということには納得した。しかしアニメ版では食料自給率改善以外の政策が大分後手に回っている印象で不安である。

次週期待するところ


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都市政策解説
王都の都市政策もまとめて、ヴェネティノヴァでカエデを解説役にしてやるのかな?あと、6話の「仲睦まじい若い男女の~」のクダリをやるのかどうか。
ダークエルフ
話の内容そのものより、線状降水帯とかで水害が多い中で第8話が放送延期or休止にならないかどうかが不安である。