アニメ 現実主義勇者の王国再建記 18話の感想

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18話を見た。
以下、18話の感想をアニメ、原作ネタバレありで。原作の山場その2。他の回と脚本の気合の違いを感じた。

18話の感想

良かったところ

アバンでのカルラとリーシアの会話
原作だとリーシアのモノローグだったものを、歌番組中にやっていたヴァン城の牢屋での会話(アニメではカットされていた)と、再構成してパルナム城の牢屋での会話に。リーシアがソーマとカーマイン公をいかに大事に思っているかが分かる原作で好きなシーンだったので再構成して見せてくれたのは良かった。
裁判シーンでサラセン公とジャバナ公を部屋の外に連れ出さなかったこと
原作ではソーマに反論後に追い出されるのだけど、他の十二貴族が斬られた後のリーシアへの説明がスムーズではない印象だったので二人がいることで説明が分かりやすい印象。原作だとソーマとハクヤ(と黒猫部隊と禁軍)以外はこの裁判の手はずは知らないはずなんだけど、アニメ版だと弁護側のエクセルも全部知っていて、裁判自体が本当に茶番だったのだろうかという疑問は残る。
「残虐」についての説明
原作或いは漫画版よりポイントが整理されていて分かりやすかった。
リーシアがカゲトラの正体を口にするシーン。
原作だと十二貴族を切り終わった後に、カゲトラの報告するセリフがあって、「その声・・・」ぐらいで、後のお話で、お約束のギャグみたいに「カー・・・ゲトラ」みたいに出てくるので、ここでさっさとカゲトラの正体を示唆しておくのは寧ろいいことなのではと思う。アニメで報告するセリフを言わせなかったのは声優さんで確定させるのを嫌がったのかなと思う。
ソーマ・リーシア・アイーシャのベッドでの会話
原作からセリフが少し変わっているけど、原作の文字で書いてあることが、原作以上に伝わってくる演出で良かったと思う。原作ではアイーシャがリーシアに「上長が酒か女で忘れさせる」というセリフから、バスローブ姿になる流れ。バスローブ姿は原作(の挿絵)通りなのだが、あまりにこちらの世界のデザインに寄せすぎている気もするので、漫画版みたいに変えても良かったのではとも思った。

今後の展開次第では?なところ

今回は特になし

アニメ版で残念なところ

ソーマが(十二貴族を)「斬れ」と指示する前の「これはやらきゃいけないことなんだ」と呟くセリフをカットしたこと。
原作だとリーシア視点で書いてあることを、俯瞰での視点で脚本を書き直していると思うので仕方ないと思うけど、やっぱり欲しかったかなと。

19話の見どころ


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新キャラ
次回は内政回。人材流出危機を未然に防ぐにはどうするか。
ソーマとリーシアの仲の進展具合
本格的にいちゃつくかな?