アニメ 現実主義勇者の王国再建記 24話及び25話の感想

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24話と25話を見た。
25話Aパートは原作5巻の内容で、原作ではアニメの時間軸より後の内容だったので、25話Aパートを(アニメの時間軸内に)どうしてもねじ込みたくて、全26話の構成を考えたのかなという印象である。
以下、24話と25話の感想をアニメ、原作ネタバレありで。

24話と25話の感想

良かったところ

カルラに「医療が発達しても女性にとって出産は命がけである」旨のセリフを言わせたところ(24話)
原作のソーマは、出産時の母子の死亡率の高さを気にしていることが、医療改革を進めている理由の1つであり、ソーマが婚約者に手を付けない理由の1つであることをソーマ自身が説明している。アニメのソーマの描き方はソーマが少し可哀想だが、それを引いてもこのセリフは原作にもあってもいいのではないかとも思ったので、アニメスタッフはよく考えたのだと思う。ソーマを分かってない感じに描いた理由は25話Aパートのエクセルの説明を聞いて納得した。
25話Aパート
原作ではソーマの婚約者たちへの感情はモノローグ的に描写されていたのだけど、アニメ版ではほとんど描かれないので、疑問だったが、25話Aパートの話で全回収したかったのかと。講座を聞いた婚約者たちの行動がどう変わったかは原作5巻参照。
25話Bパート
ほぼアニメオリジナル。カットされていたポンチョが粉もの用ソースを完成させるところが復活したのは嬉しい。イカ焼きそばを新都市の名物にする流れはアニオリだけど、ありだと思う。尺の都合でカットされていたハクヤとジャンヌの関係性の言及も良かった。

アニメ版で残念なところ

ソーマが生まれてきた子に「フク」と名付けるまでの流れ(24話)
アニメ版では失礼なことを言ったお詫びということにしかなっていないけど、高貴な立場の人から名前を授かるとその子が幸せになるという言い伝えもあるという説明がカットされているのは残念。

26話(最終回)の見どころ


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Aパート
なろう系では中々お目にかかれない、アニメ版第1話Bパート前半までの出来事の伏線回収