アニメ 現実主義勇者の王国再建記 10話感想(原作ネタバレあり)

genkoku-anime.com

10話を見た。戦闘シーンに意外と力が入っていた。

小説、漫画、アニメでは見せ方が違うと思うので、小説基準でアニメ10話の気になったところを書く。
以下、ネタバレ有りの感想

良かったところ

アルトムラの描写とワイスト・ガロー
ガイウスとの会話でアルムトラが穀倉地帯であることと、ワイスト・ガローの無能領主演技がいい。
カエデ
解説役とAパートのヒロインと活躍。トモエ(がライノサウルスの調達に貢献したこと)に言及があったのは重要。
カーマイン公、ベオウルフ、バルガス公、トルマン
良い演技。バルガス公も国防軍のトップだけあって脳筋ではない描写がいい。4人共二期があるなら楽しみである。
対空連弩砲
派手で良い。

アニメ版での矛盾点と端折って残念なところ

今後回収しない、できないであろうと思われる疑問点を書く

カルラのモノローグ(とリーシアの動き)
原作ではリーシアがカルラ宛にソーマが王位を簒奪したのではないことや、ソーマの人柄、政策を説明し、バルガス公を説得して欲しいという書状を何通も送ってきていることを通じて、カルラの心が揺らいでいてのモノローグなので、前段がないと意味不明ではないかと思う。尺が足りないから仕方ないかもれしれないが、リーシアの動きが見えづらいのは残念。
ルドウィンが近衛兵団を率いてカノン砲を破壊したところ
この作品は直接戦闘シーンは重要ではないので、作画のカロリー減らしたいのは分かるが、ルドウィンの口パクぐらいは動かそうよと。

今後の展開次第では?なところ

公国と王国の都市の位置関係の説明をしていないこと
原作では公国が山脈超えのルートを選択した理由まで示しているのに対し、アニメでは意図的ではあると思うが、公国と王国の位置関係、戦闘が発生している箇所を説明していない。公国と王国の行き来は、山脈を越えるよりも、山脈の北からカーマイン公領に入ったほうが早かったりする(過去話の地図を見れば分かる?)。
ガイウスが翌日正午まで「攻撃を控える」としたところ
原作では「包囲を解く」だった。正午から再包囲しても実際に公国が攻撃を開始できるのは夕刻になるため、額面通りに捉えるとアニメ版では数時間時間が足りなくなるのだけど、アニメ版ではどう吸収するのか。

次週期待するところ


www.youtube.com

バルガス公戦
今週は導入だけだったので。ソーマが直接(直接じゃない)戦闘を行うバルガス公戦がどのように表現されるか。
宝珠放送機材を持ち歩いているソーマ達
原作でも漫画でも気にしていなかったけど、どうやって持ち歩いているのだろうかと。
戦況の整理
上記の公国と王国の位置関係の説明を含めた戦況の整理と、何故、内戦をやっているのかということまで、短い時間で同説明するのかなと。