アニマル・シンキング 7冊目

アニマル・シンキング

アニマル・シンキング

  • クリエイティブなアイデアを生み出すにはどうしたらよいか
  • 「思考グセ」からいかに脱却するか

という問題について、動物名の愛称がついた様々な思考法を試すことにより、解決しようという内容である。


2部構成になっていて、
第1部では、動物たちの住むジャングルの物語を通じてクリエイティブな思考法の理解をし、
第2部では、物語で紹介された、動物に例えられた15種類の思考法を紹介する。


動物に例えられた思考法は過去に様々な文献に書かれてきたものであり、自分が分かる範囲で上げると、

ライオン、チンパンジー、コウモリ、カメレオン、キリン、ラバ
まとめると、オズボーンのチェックリスト
チョウ
アイデアのつくり方に書かれているアイデアの生まれる過程

となる。


この本はあくまで入門書であり、実際のアニマルシンキングでは50種類以上の動物が登場するとのこと。
過去から知られている思考法について

  1. 物語風に紹介する
  2. 動物に例えてカタログ化する

ことに価値がある本。

オブジェクト指向プログラミングにおけるデザインパターンのように、
これは「ラバのように考えて・・・」とか「いっそコウモリで考えちゃおうか」とか、となれば企画会議の出席者同士の意思疎通も円滑に進むのではないかと思う。


イデアの本として最初に読むのにも良いし、他の本を読んでから読むのも良し。
個人で実行するよりも、小規模でも大規模でもいいから組織的に、アニマルシンキングの考え方を導入することが一番効果あると思いました。