残念な人の思考法 21冊目

残念な人の思考法 日経プレミアシリーズ

残念な人の思考法 日経プレミアシリーズ

本書で言及される「残念な人」とは、

ある論理における前提条件(背景となる考え方)を間違えてしまう人

のことである。

で、この本はその「残念な人」の中でも、
テクニックも知識もあるのだけれど、前提条件を間違って認識しているために結果が出せていない(と思っている)人向けに書かれている。

4章の
部下の提案に対する上司の回答の4分類

  1. わかった
  2. ロジックが違う
  3. 考え方が異なる
  4. 上司の考え方自体が間違っている

は、納得がいった。対処法が明確になるのはすばらしい。

エピソードや例が中心に置きすぎたせいか、読みやすいんだけど、その背景にある考え方がわかりにくいと感じたのは本が残念なのか、自分が残念なのか?