これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学 27冊目

これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学

これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学

マイケル・サンデル(Wikipedia)教授のハーバード大学の人気講義(ハーバード白熱教室)を書籍化したものである。

難しい。

  • 5人の人間を事故から助けるために、別の1人を犠牲にすることは正しいのか?
  • 民間人2名を殺さなかったために、結果として居場所がバレて、仲間19名を失った軍人の判断は正しかったのか?
  • 代理母契約をして出産したが、お腹を痛めて生んだ子を養子に出すことを一転して拒否した女性は、正しいのか?


時代、文化を超えた難問ばかり書いてある。正直、何が正しいかとか、何を判断基準に持てばいいかってわからない。

この本は、感想を持つというより、自分はこういう人間であるというということを改めて再認識させられる気がする。
おそらく自分はどちらかというと功利主義的な人間かなと。