あなたがあなたであるために―自分らしく生きるためのアスペルガー症候群ガイド 9冊目

あなたがあなたであるために―自分らしく生きるためのアスペルガー症候群ガイド

あなたがあなたであるために―自分らしく生きるためのアスペルガー症候群ガイド

アマゾンのおすすめに上がっていて、アスペルガー症候群に興味があったのと評判が良かったので買ってみた。
子供の患者さん向けに書いた本なので、言葉が前向きで読みやすい。
そして、アドバイス編はコミュニケーションや人間関係に関する自己啓発の本の内容と同じか、それ以上に実践的な内容で、コミュニケーションや人間関係に悩んでいる方も読んでみる価値はあると思う。

で、自分によく当てはまるのが怖かったり。

読んでいて印象に残ったのは、

別の小学3年の女の子はこう言いました。
本当に自分が思ったことを言うと、いつも嫌なことが起きる。だから自分はいつも2番目に思ったことを言う。自分は本音で生きることができない、にせものの人間なんだ、と。

「いつも」がポイントで、よく分かる。でも2番目に思ったことで人を動かすには別のテクニックがいるので、たまには本音を言わないといけないと思う。
「本音を言わない方がいい場合がある」ことを学ぶか、「本音を言った方がいい場合がある」ことを学ぶかの違いかな。

すること(=領域)ごとに、相手を変える

自分は中学生ぐらいから、本能的にそうしてきたような気がする。その相手とは結果的に長い付き合いになっているのでいいことだと思う。