クラリネット・マウスピース ESM社JP5ウッドタイプ レビュー

今までに試してみたいと書いていたので、せっかく楽器も変えたしマウスピースも変えようと思い、昨日大雪の中買ってきました。ESM社JP5ウッドタイプ(リングなし)

クランポンの楽器についてくるクランポンブランドで出しているJP5と比べたのが上の写真です。左が今回購入したウッドタイプですが、色がこげ茶色というのが特徴です。
お店でJP7の樹脂タイプ(リングあり)とJP5のウッドタイプとJP6のウッドタイプを試しました。案内されたのはYAMAHAの0.5畳の消音室なので、ここで購入の際迷うことになります。
グローバルの商品紹介によると、JP7はディップオープニング(マウスピースとリードの間)が広いこともあり、息は入るので吹いてて楽しいですが、自分の力量ではコントロールが難しくタンギングしてから音になるまでに時間がかかるので、合わせててストレスになりそうなのでだめ。

で、ここからはウッドタイプ。ウッドタイプはグラナディアの粉末を特殊な樹脂で固めたものだそうで、グリーンラインに近い素材。それなら楽器との相性が悪いはずはない。
JP6はチェンバー(先端から斜めになっている付け根までの長さでいいのかな?)がJP5より短いタイプ。鳴るし、反応もいいけど、息が思ったより入らないので、吹いてて楽しくないのでだめ。仕様だけなら5RVライアーに近いはずだけどこっちのほうが5RVという感じです。

結局JP5のウッドタイプが反応も良くそれなりに息が入るということでこれを買うことに。もう1つある(合計2つしかないともいうが)というので、樹脂タイプのJP5とも比較しながら試奏。ここで、部屋が邪魔をする。マウスピース同士の差が分からない。誰か連れて来ればよかったとも思ったが0.5畳では入れるわけもない。そこで、たまたま持ってたICレコーダに録音してから比較。ウッドタイプの1個が高音から低音まで均一に鳴っていたので、それを購入しました。吹いているともう一つのタイプのほうがいいと思っていたのですが、録音して客観的に聴くと違うもんだということが良く分かりました。

で、今日は少し広い場所で練習できたのでさっそく素材の差を聞き比べ。
初めは樹脂タイプよりウッドタイプのほうが高い音の発音がしづらいかなと思っていましたが、慣れてくると高音も綺麗に発音できるようになり、高音から低音まで音質が変わらないというのが生かされてきます。ちょっとうまくなった気がしました。

購入価格は8400円。定価より4000円安く買えてというか、バンドレンのと同じくらいの価格でこの性能ならお値打ちです。1度試奏してみることをお勧めします。