なぜ直感のほうが上手くいくのか? - 「無意識の知性」が決めている 33冊目
なぜ直感のほうが上手くいくのか? - 「無意識の知性」が決めている
- 作者: ゲルトギーゲレンツァー,Gerd Gigerenzer,小松淳子
- 出版社/メーカー: インターシフト
- 発売日: 2010/06/01
- メディア: 単行本
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この本でいう直感とは、ビギナーズラックから、個人の経験に裏打ちされたものまで幅広いが、人間の実際の判断方法のことを指している。そして昔からうまくいっていると思われているものをヒューステリックと読んでいる。
本書では、論理的に積み上げられたものよりも、直感のほうがうまくいっていることを統計的なデータを集めて説明している。
紹介されているヒューステリックが面白くて、
特に野球でフライを捕球するときのヒューステリック
ボールを注視して、スタートを切り、注視角を一定に保つように走る速度を調整せよ。
は子供のときに知ってればと思った
全部読んで、頭に浮かんだのは、
- どうでもよいことは流行に従い、重大なことは道徳に従い、芸術のことは自分に従う。
という小津安二郎監督の名言。
振り返ると、1冊かけてこの名言について説明しているようだった。