大手町は、なぜ金曜に雨が降るのか 4冊目
- 作者: 森田正光
- 出版社/メーカー: 梧桐書院
- 発売日: 2009/11/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「天気予報をわかりやすく、面白く伝える」
ということを徹底的にやった結果が、フリーへの転身と起業、お天気キャスターの育成事業につながっていったのだと感じた。
面白い。
この本に書いてある天気予報の「解説十箇条」はプレゼンテーション、コミュニケーションにもそのまま応用出来ることなのでメモ。
- 1.結論から言う
- 一番大事な情報をまず言う。ただし、何が結論かは時と場合によって違うので注意する。
- 2.センテンスは短く、簡潔に
- 癖で使ってしまう形容詞、副詞が本当に必要なのか考える。助詞でひとつの文章につなげている場合もあるので、短い文章に分ける。
- 3.比較すること、比喩を用いること
- 何かと比較すると人はイメージしやすい。多少強引でも単純化してみる。
- 4.定量的に
- 数字やデータが入ると、信頼性が増し、情報が引き締まる。
- 5.ポイントを絞る
- 制限時間の中で、全部伝えることは不可能が多い。伝えたいことの優先順位を付け、ポイントをいくつかに絞る。
- 6.専門用語、難解語をもあえて使う
- ポイントで使えばアクセントになる。未知のことを聞きとめると「なんだろう?」と耳を傾けてくれる。但し、言いっぱなしと使いすぎは駄目。用語を出したら、丁寧に噛み砕いて説明すること、
- 7.決まり文句、常套句は極力使わない
- 自分なりのアレンジを加えて新しい表現を考えることで、他の人の胸を打つ。
- 8.同じ言い方、言葉は繰り返さない
- 接続詞にバリエーションを付けて、言葉にリズムを生む。但し、名詞や形容詞、動詞は繰り返すことで効果的に伝わる場合もある。
- 9.たえず斬新な伝え方を工夫する
- いつも同じことをしていたら、聞く人はそのうち飽きる。常に斬新なアイデアを探し求める態度が大事。
- 10.文字より絵、絵より実物で表現を
- 文字より絵や実物(映像、生中継)で表現することにより、実感を伴った情報になる。