コンテキスト思考 論理を超える問題解決の技術

コンテキスト思考

コンテキスト思考

年々、暗黙知どころか情報の共有が困難になっている気がするので買ってみた。

コンテキストとは文脈、暗黙知など文章にしづらいもののことで、この本ではコンテンツの対義語となっている。

今日本でようやく主流になった「ロジカル・シンキング=コンテンツ思考」は限界があり、コンテンツ思考は客観的な事実・データを分析するには大切だけれども、分析した結果を検証するためには、より主観的なコンテキスト思考が必要であると説いている。

コンテキスト思考には3種類あり、

  • 「目に見える関係」ではなく、見えづらい「因果関係」、「補完関係」に注目する。
  • 大多数で決まる「価値」ではなく、自分の「価値観」に注目する。
  • 「目標」ではなく、その背後にある「目的」に注目する

である。

そして、コンテキスト思考の土台となるのが

  • 教養
  • 楽観

となっていて、それぞれ「ディスカッション」「当たり前のことに感謝」で磨こうと説いている。

自分としては、コンテキスト思考自体は、当たり前のようにやっていることだが、教養と楽観は磨いていく必要があるかなと感じた。