次のステップは「本人の意思」のみでの臓器移植へ?

「脳死は人の死」臓器移植法成立 A案、参院でも可決(朝日新聞)
ようやく、小さな一歩を踏み出した臓器移植。「死の定義」を変えたことで議論になっているが、もう一つ議論して欲しいことがある。

脳死者の体は誰のものか?」

ということ。
現行法でも改正法でも、臓器提供に「家族の同意」が必要だ。本人に提供の意思があっても、家族が反対したら移植はできない。つまり、「脳死者の体」は家族のものであって、実質的に本人のものではないことになる。

家族の同意が得られないとできないのでは、おそらくこの改正でも、臓器移植の増加は期待はずれになるのではないか。
改正後2,3年間経過を見て、十分に増加しなかったら「本人の意思のみでの臓器移植」に門戸を広げてほしい。

隣の国は、一足先に本人の意思のみでの臓器移植が可能になったようだし。
遺族同意なくても臓器提供可能(韓国情報発信基地!innolife.net)

最悪「20才以上」なら「本人の意思のみ」でもいいと考えられる。

自分は臓器提供は積極的にしたいけど、家族が反対したので今のところできない。
反対する理由も分かるけど、やっぱり自分の体は自分の自由にしたいというのが本音なので、近い将来ぜひ改正してほしい。