ポケット図解 チャン・キムとモボルニュの「ブルー・オーシャン戦略」がわかる本

ブルー・オーシャン戦略がわかる本 (Shuwasystem Business Guide Book)

任天堂 “驚き”を生む方程式を読んで興味をもったので買ってみた。

「ブルー・オーシャン戦略」は、既存の市場（＝血の海、レッド・オーシャン）での競争はやめて、敵のいない新規市場（＝ブルー・オーシャン）を作ることに力を注ごうというもので、そのための手法・ツールを体系化したもの。
新規市場の創造というと、まったく今までにない事業を行う必要がありそうだが、ブルー・オーシャン戦略ではそれは狙っていない。

ブルー・オーシャン戦略で狙っているのは「既存市場の境界を引き直し、市場の再定義すること」になる。
これが、今までの数々の戦略と違った新しいところになる。

そのための手法・ツール自体は使い古されたもので、

• 現状分析のための「戦略キャンバス」、
• マーケティング手法である「６つのパス」、
• 新規市場創造のための「４つのアクション」「価格マイナス方式のコスト設定」

も既に使われているものだと思う。

ただ、それらの手法・ツールの新しい使い方を提案したこと自体が、「ブルー・オーシャン戦略」がブルー・オーシャンに船出をしたという印象でした。