「最後の授業」あってこその本

最後の授業 DVD付き版 ぼくの命があるうちに

最後の授業 DVD付き版 ぼくの命があるうちに

本の内容は著者の自伝+読者(というより著者の子供達)へのメッセージ。
メッセージ自体は、今まである自己啓発の本とさほど変わらないのです、本当に。
買ってとりあえず本を読もうとしたけど、あんまり面白くなさそうな感じでした。
ただ、付属DVDの「最後の授業」を見てから、読むと著者について理解がすすんでいるからか、本の内容に説得力が増す。教育とはこういうことかなと思った。

  • 幸運は、準備と機会がめぐりあったときに起こる
  • 周りの人を手伝う前に、自分が酸素マスクを着けてください

身にしみた言葉。
学生のときは意識していた、というか中心に据えていた考え方のはずなのに、社会人になって忘れてしまった、というか半分捨ててしまったので、ツケが回ってきて今苦しんでいるのかなと思った。

でも、これは付属DVDをぜひ見て欲しい。本は読みたくなったら読めばいい。最後の授業は面白くて、いろんなところで笑えます。そして、最後の「頭のフェイント」には感動します。個人的には映画「シックス・センス」以来のインパクトでした。