李香蘭まとめ

さっきの「李香蘭の生涯を描く」は言いすぎでした。ごめんなさい。
主題は、終戦後に李香蘭が中国の裁判所で国を売った罪で訴えられたが、無罪になるという過程にあって「戦争は駄目だ」ということよりも、「過ぎたことはしょうがないが、同じ過ちを二度と繰り返すな」という風に解釈できました。

さて、今日は李香蘭の千秋楽ということもあってか、終演後、1階ののお客さんは総立ちで拍手の嵐。カーテンコールも5回ぐらいあるという大盛り上がりでした。大変良い公演でした。常連さんがいっぱいいたようで拍手のタイミングとかは誰かに誘導されているような感じでした。

ところで2階席にいた(とはいうものの、どこの席からでも良く見える劇場です)のですが、主役の人たちよりも後ろのその他大勢の人たちの細かい動き(手の先の動きがそろってるかとか、次の場面に入るために暗いところに人がいるなど)を見てしまっていて、純粋に楽しめていないような気がする。

演出の方法として一番最初に最重要場面を見せてしまうということが、今回見事にはまっていたような気がします。改めてクライマックスの場面がきたときの、のめりこみ方が誓う感じがします。これはプレゼンテーションでも使えるテクニックなので機会があれば使ってみたいですね。