ディープ・スマートから大局観へ
「経験知」を伝える技術 ディープスマートの本質 (Harvard business school press)
- 作者: ドロシー・レナード,ウォルター・スワップ,池村千秋
- 出版社/メーカー: ランダムハウス講談社
- 発売日: 2005/06/23
- メディア: 単行本
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まだ途中までしか読んでいないですが、興味深い内容なので紹介。
少なくともまずやらないといけないのは、ディープ・スマートを伝える相手の脳に、レセプターと呼ばれる受容体を作り出す作業。「情報は既に知っている知識と結びついて、初めて新しい知識となる」ということで、それを作る作業をまずやらないといけない。
実はやれてるようでやれてないのがこれで、教えてる相手の本当のレベルを把握していないと、知識は伝わらず、最終的には残された人で再構築しなければならなくなる。
少なくともディープ・スマートを得る(1人前)になるには10年は掛かるとのことで、2007年問題に本気で取り組むとして、定年延長を考慮しても、今からやり始めてギリギリか遅いぐらいかもしれない。待ったなしです。
ところでディープ・スマートによって複雑なパターンから1つの的確な答えが短時間に出せると書いてあることから将棋や囲碁の世界で言うところの「大局観」という言葉のほうが分かりやすい人もいるかもしれません。
- 作者: 羽生善治
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2004/10/02
- メディア: 文庫
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