アニメ 現実主義勇者の王国再建記 14話及び15話の感想

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14話と15話を見た。
以下、ネタバレ有りの14話と15話の感想、を原作ネタバレありで。

14話と15話の感想

良かったところ

ソーマのエリシャに対する敬称の変更(14話)
原作や漫画版だとエリシャ「様」が、アニメ版ではエリシャ「さん」。王家の正当な血筋を持っている人なので「様」で正しいとは思うが、(入婿であるとはいえ)前国王はアルベルト「殿」呼びだったので、変な感じだった。「さん」が正しいかは分からないが「様」よりはいいと思う。
ジャンヌの暴言のくだり(15話)
その後の膝枕のシーンも含めてだが、リーシアのソーマに対する愛情が、1期9話や11話よりも明らかに深まっていることを、感情を顕にする表現したのは良かったと思う。

今後の展開次第では?なところ

王国(ソーマ)が、人類宣言に加わらない理由の説明話のカット(15話)
原作ではこれを説明があるから、2国間秘密同盟の締結とか、今後の展開の説明(の説得力)につながったのだけど、どうなるか?
魔王の存在(15話)
まだ、書籍化すらされていない話をアニメ化するのだろうか。今後の展開のために掘り下げるところは他にもいっぱいあるような・・・
執務室のベッドのくだりのカット(14話最後or15話冒頭)
ソーマとマリアの共通点だったり、ジャンヌとハクヤの共通の悩みのタネだったりする部分なので、魔王の存在の件をカットしてもこれ入れてもいいと思った。

アニメ版で残念なところ

リーシアの「2人とも笑っているけど空気はさっきより張り詰めてる」のセリフ~セリーナ登場まで(14話)
原作や漫画版にはないセリフ。原作では空気が和む描写なので、15話を見るまでは180°印象が変わるようなことをするのかが理解できなかった。原作や漫画版で空気が和んだあと、王国と帝国の会談前に互いに文官を呼び寄せてから、お互いの国の情報共有→ヴァン返還の本格交渉という流れ。対して、アニメ版では最初から官僚なしでの情報共有(描写はないけど)→ヴァン返還の交渉に返還されているためと分かった(15話で判明)。尺の都合か、分割2クールで1クール分空いたからアニメのみの視聴者に配慮したのかわからないが変な感じがした。
セリィナの出番のカットの仕方(15話)
原作ではセリーナ(を中心としたメイド団?)はソーマが呼べばすぐ来れる場所に基本的に待機している設定なので、ユリウス退出→セリーナによるユリウス接待→ソーマ、ジャンヌらによる雑談→会談のために官僚を呼んでもらう人をソーマが呼ぶ→ユリウスを接待しているはずのセリーナが現れるという描写が無くなってしまって残念だった。
ソーマの「魔族と他種族の区別ができない発言」をした後のジャンヌ、リーシア、ハクヤの反応とそれに対するソーマが激昂したところ(15話)
原作ではリーシアの書記を止めるだけでなく、官僚団を部屋の外に退出させての発言のためか他の3人も心の準備がより出来ていた反応で、ソーマも激昂することはなかったのだが、(アニメ化の都合という理由で)ソーマの失言みたいな表現になっているのは残念だった。

16話の見どころ


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ヴァン退場時の住民の表情
14話のソーマとユリウスの会話の伏線が回収されるはず
カーマイン公とソーマの会話
無いかもしれないけど・・・Bパートで見たい。