現実主義勇者の王国再建記 15 (オーバーラップ文庫)感想(ネタバレあり)

アニメ放送開始に合わせて最新刊の発売
今回は、伝染病の話。
単に、ソウマが伝染病に対する知識を知っていたという単なるご都合主義的なことだけでは解決できず、

  • 魔物の知識がある人を育てる
  • 医療の知識がある人を育てる
  • 光魔法の研究を進める
  • 光魔法と医療を組み合わせ、治療可能な医者を育てる
  • 兵站線(医者と医療道具)を維持するための技術を開発する
  • 各国首脳との関係を築く

と、今までの巻で少しずつ描写してきた、ソウマが異世界転生してから継続的に行っていたことの集大成が実った感じ。
ソウマがチート的な知識を持っていたとしても、実行できる力量が異世界側の人に無いと意味ないし、あるのであれば理由が描写されていないと行けないと思うので、
そこをていねいに書いてきたからこそ説得力があるのだと思う。

あとサミット後のマリアとリーシアの会話は面白い。web版も読んでいると余計に。