NPB12球団のスカウト・編成の能力を数値化した里崎指数と感想


【ついに里崎指数を公開!!】大人気企画!! スカウト編成の能力チェックの基準を公開します!

6月中旬からスタートした、Satozaki Channelの企画、スカウト・編成の能力チェックで使われていた、里崎指数の全容が公開されました。
スカウト編成の能力チェックの再生リスト

概要としては、里崎智也氏が高校3年生の1994年から2018年のドラフト指名上位3名(高校と大学生・社会人に分裂していた時期は上位2名ずつ)について、選手が残した成績で、スカウト・編成の能力を評価するものである(選手ではない)。

以下、自分用にメモのため、ネタバレ注意。

指数の説明

指数は、数字とアルファベット及び+記号で表現される。
[1-7][B,BB,A,AA,S,SS][+]
例:ライオンズの松坂大輔投手では4SS+

[1-7]

オリンピック(2000年シドニー、2004年アテネ、2008年北京)とWBC(2006、2009、2013、2017)で、プロ野球選手として、日本代表に呼ばれた回数。
呼ばれたことがなかったら無印となる。アマチュア時代に呼ばれた場合、日米野球やWBSCプレミア12はカウントしない。
スカウト・編成が日本代表に呼ばれるような選手を獲ってこれたかが分かる。
例の松坂大輔投手の場合は、シドニーオリンピックアテネオリンピック、2006WBC及び2009WBCの4回出場なので、4。

[B,BB,A,AA,S,SS]

評価は無印が一番悪く、B、BB、A、AA、Sの順に良くなり、SSが一番高い。
Bはチームの戦力となる能力がある、Aは球界の上位10傑に入る能力がある、Sは球界の頂点となる能力がある選手という基準にしたとのこと。

また、あくまでスカウト編成の能力を評価するものであるためなので、1年でもいい成績が取れれば、スカウト編成の見る目の評価としては十分であり、
それが継続できるかどうかは本人や監督・コーチの責任も絡んでくるため、BBよりA、AAよりSの方が、評価が高いとのこと。

評価 投手の評価基準 野手(打者)の評価基準
  B シーズン成績として以下のどれかを達成
規定投球回到達
・40試合以上登板
・新人王獲得
シーズン成績として以下のどれかを達成
規定打席到達
・100試合以上出場
・新人王獲得
BB 上記Bの基準を2回以上クリア 同左
  A シーズン成績として以下のどれかを達成
・10勝以上
・35ホールドポイント以上
・30セーブ以上
シーズン成績として以下のどれかを達成
・打率3割以上
本塁打25本以上
・打点70以上
・盗塁30以上
AA 上記Aの基準を2回以上クリア 同左
  S 以下のタイトルのどれか1つを獲得
最優秀防御率
最多勝
・最高勝率
最優秀中継ぎ投手
最多セーブ
最多奪三振
ベストナイン
ゴールデングラブ賞
以下のタイトルのどれか1つを獲得
首位打者
本塁打王
打点王
最多安打
盗塁王
・最高出塁率
ベストナイン
ゴールデングラブ賞
SS 上記Sを2個以上獲得 同左

松坂大輔投手はSSに該当。

[+]

新人王を獲得したかどうか。
スカウト・編成が新人王を獲れる選手(=即戦力)を獲ってこれたかが分かる。
松坂大輔投手は1999年に獲得しているので+。

ドラゴンズファンとしての感想

基準自体に文句なし。強いて言うなら代表に呼ばれたかどうかは数字ではなく新人王と同じで単なる記号で良かったとは思う(複数回はスカウト編成の能力には意味がないという意味で)。
投手に厳しい基準だけど、ベストナインで投手を先発・中継ぎ・抑えで一人ずつぐらい選出されるように変更されれば、バランス取れる気がする。

ドラゴンズの評価

動画を初めて見て基準がわからなかったときは、小笠原孝投手、佐藤充投手が無印は納得行かなかったけど、基準知って納得。
スカウト・編成の能力とは無関係とはいえ、他球団に移籍してから活躍する選手が多いなと。中田賢一投手はともかく、田上秀則捕手、森岡良介選手、ドラフト上位ではないところだと土屋鉄平選手とか・・・。
あと、落合監督時代はWBC参加には消極的だったので最初の数字は少なめだよねと。