フリーソフト・フリー素材で作った定期演奏会のチラシ

吹奏楽団 アンサンブル・ヴィヴァーチェの第16回定期演奏会のチラシを作ったのでjpeg版をアップロード。
写真クリック→「オリジナルサイズを表示」クリックで大きいサイズが見れます。
個人情報と後援は演奏会終了後を考慮してぼかしてあります。

Photo by Errabee氏

印刷業者さんにデザイン案として提出したPDFが、そのまま印刷に使われたとのことなので、デザイナーデビューみたいでうれしい。

ここ数年で

  • 高機能なフリーのドローソフト
  • 印刷に耐えられる高解像度のフリー画像
  • JIS第2水準まで漢字が使えるフリーフォント

が急激に増えているので、やる気と時間があれば誰でもデザインの世界に飛び込めることを実感した。
ということで、使ったソフトウェア等をいろいろ紹介。

使用ソフトウェア

作成に使ったのはinkscapeというフリーソフトウェア
アドビのIllustratorとまではいかないけど、高機能です。

ワードとかパワーポイントで作っていたときは、

  1. ふちなし印刷を設定できない
  2. 画像はともかく、フォントを印刷業者持っているか

とかを意識した挙句、結局印刷用に業者さんに手直ししてもらっていたのだけどこれを使うと両方クリアできるのがいい。

PDF出力する場合は「フィルタ効果をラスタライズ」にチェックを入れておくことがポイントで、ベクトルデータを使うときはフィルタ効果用と文字用に重ねるのがポイントです(後述のフォントの項参照)

画像

背景写真は序曲「1812年」のモチーフとなった、1812年ロシア戦役(wikipedia)の戦勝記念碑(サンクトペテルブルクのカザン大聖堂前)です。
著作権者を表記すれば、二次利用可能というのはありがたい。(オリジナルは右下に著作権表示したけど、ブログ等で縮小表示されると見えないので、改めて表示)


ソザイングみたいな印刷に耐えられる高解像度なものを著作権表示なしで二次利用可能で公開するところも増えてきているので、自分でイラストとか、写真とかを作らなくていいというのは本当に助かる。

書体(フォント)

フォントはたぬき油性マジックというフリーフォント
フリーで漢字と記号がたくさん使えるフォントも少ないのに、手書き風でウェイトの大きい(太い)チラシ作成に耐えられるフォントって限られるのです。
これを見つけたときに、いつか使ってみようと思っていたので、今回機会ができたときはうれしかった。

写真の上にフォントを貼るときはこの記事の応用。

  1. フィルだけで、線なしの文字
  2. 1に線を加えた文字
  3. 1又は2にフィルタ効果を掛けた文字

を2→1/3→1/3→2→1の順で重ねると印刷の時もPC画面上で拡大したときも文字が綺麗に見える。
フォントも英文ならフリーなのは山ほどあるし、日本語も漢字にこだわらなければフリーなのは結構ある