リチャード・ストルツマン クラリネットリサイタル@宗次ホール
名古屋・栄の宗次ホールで行われたリチャード・ストルツマンのコンサートに行ってきた。
曲目は
- クラリネット・ソロのための3つの小品(I.ストラビンスキー)
- クロマティック・ファンタジー(J.S.バッハ/R.ストルツマン編曲)
- エア(武満徹/R.ストルツマン編曲?)
- ニューヨーク・カウンターポイント(S.ライヒ)
- クラリネットソナタ第1番 ヘ短調 作品120-1(J.ブラームス)
- 3つのプレリュード(G.ガーシュウィン/R.ストルツマン編曲)
アンコールにアメイジング・グレイス
リチャード・ストルツマンのクラリネット演奏を聴いたというより、リチャード・ストルツマンっていうジャンルの音楽を聴いたというのが率直な感想。
ダブルリップ・アンブシュアチェックと、CDやDVDだと新しいジャンルの音楽の録音が多いのでクラシックの演奏を聴けるのが楽しみで行ったのですが、やっぱりニューヨーク・カウンターポイントとかクロマティック・ファンタジーみたいなテクニカルというか自由な解釈の演奏のほうが、ストルツマンらしくて良かった。
音圧がすごくて前半の曲はソロ演奏中心だったので気にならなかったが、後半のピアノ伴奏がうるさいくらいなんだけど、埋もれず乗り越えてくるのはホールが定員300人程度の小さなホールというのを引いてもすごいなと。
個人的にはアンコールのアメイジング・グレイスがストルツマンらしく哀愁のなかに遊びが入っている感じで一番良かった。
なんというかずっと圧倒されっぱなしの2時間だった。
あとこのホールで一度演奏してみたいと思った。今までで行ったことのあるホールの中で一番気持ち良く吹けそうな気がする。